私たちが考えること
信頼して通える場所でありたい。
それは、どこまでも学び、どこまでも寄り添い続けるということ。
「元気がないペットを心配する。元気になって欲しい」
「一緒に歩んできたペットと、もっと共に歩んで行きたい」
これは犬や猫に限らず、私達人間がペットのそばで感じる、大切な感情です。
毎日の散歩で元気に走りまわったり、お腹が空けば物欲しそうに私達を求めたりする。
ペットから向けられる純粋な思いや行動は、私たちにも純粋な嬉しさを抱かせてくれます。
幼くも清々しい感情です。
「動物病院」はそんな感情を支えるべき場所なのだと私は考えています。
信頼できる場所であるために。
それはペットに対して、どこまでも親身に、価値のある高い技術を提供できるのか、という事ではないでしょうか。
治療には定石こそあれど、絶対は存在しません。
ペットはそれぞれの環境や成長、極端に言ってしまえば毎日の生活でコンディションは変わってしまいます。それに合わせ、行うべき最善の治療もまた、日々変わっているのです。
私達はそんな事実を真意に受け止め、どこまでも向かい合っていかなければなりません。
ペットを理解するのに終わりはなく、経験は常に蓄えられます。
学びにも、終わりはなく、私は知識の枝葉を伸ばす毎日です。
治療技術を伸ばすことも、またそれに然りです。
だからこそ、どこまでも真意にペット向かい合わなければならないのです。
これは、何も特別なことではありません。当たり前の事なのです。
当たり前の事を自覚し、真意に向かい合う。
それが当院の信頼の形であり、これからも精進していく姿勢です。