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2015年7月

胸水貯留による呼吸困難

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呼吸困難のワンちゃん。レントゲン検査で胸水が貯留していることが分かりました。胸水とは胸の中で肺の周りに溜まっている液体のことです。この液体の量が多いと肺が十分に膨らまず、呼吸が苦しくなってきます。胸水の原因は様々ですが、このワンちゃんのように溜まっている量が多い場合は、まずは針を刺してこの液体を吸引除去します。それから原因に対する治療を行います。ちなみにこのワンちゃんは急性膵炎に合併した胸水でした。

大腿骨頭壊死症(レッグ・ペルテス病)

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右後ろ足をかばって歩いているという理由で来院したワンちゃん。身体検査とレントゲン検査で大腿骨頭壊死症(レッグ・ペルテス病)という病気が発見されました。右後ろ足は左側に比べて筋肉が痩せており、尾の方向に引っ張ると痛みがあったため、飼い主さんと相談して、壊死を起こしている大腿骨頭を切断する手術を実施しました。術後、すぐに痛みはなくなりましたが、かばって歩くことになれているため、これからリハビリを積極的に行っていきます。

胃内異物の内視鏡での摘出

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吐いているということで検査したら、胃の中に異物が見つかった高齢犬。友達の病院からの依頼で、内視鏡での摘出を試みました。一見、簡単に取れそうですが、なかなかそうはいきません。多少、苦労しましたが最終的に取り出すことに成功しました。これでお腹を切らずに済みました。

なかなか治らない角膜びらん

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目をショボショボさせるという理由で来院したワンちゃん。眼の検査で角膜びらん(角膜上皮の表層がはがれた状態)が発見されました。点眼薬による治療を開始しましたが、通常ならもう治っているはずなのに、全然良くなりません。再度、角膜の検査を行ったところ、角膜上皮の接着障害が確認されました。これは、本来なら下とくっつくはずの角膜上皮が、何らかの原因でうまくつかない状態です。治療を追加して行い、現在、良くなってきています。

猫白血病ウイルス感染症

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保護して飼い始めたという子猫ちゃんが来院しました。外見上は全く異常はなく、元気も食欲も良好でしたが、ウイルス検査で猫白血病ウイルスが陽性でした。今後、免疫の力でウイルスが体から排除されればいいのですが、持続感染の場合は、近い将来、リンパ腫や白血病、貧血、免疫低下などを発症する可能性が高いです。保護した時、既に感染している場合は仕方ありませんが、感染猫との密な接触で感染が起こりやすいですので、予防のためには外出させないことです。

犬の急性膵炎

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嘔吐し、元気も食欲が低下しているワンちゃん。来院時もとても調子が悪そうでした。おそらく入院治療が必要であろうということでしたが、まずは全身の検査を行いました。結果は急性膵炎。しかも、重症。犬の急性膵炎は比較的よくみられる病気で、幸い軽症例が多いですが、時にこの子のような重症例にも遭遇します。重症例は命にかかわりますのでとても怖い病気でもあります。嘔吐や下痢が見られ、元気や食欲の落ちているワンちゃんは、様子を見すぎないで、一度診察を受けて頂いた方が良いかと思います。

マダニの寄生

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先日来院した犬の皮膚に寄生していた、吸血中のマダニの写真です。草むらには、マダニが潜んでいる可能性が高いです。マダニの害は、皮膚炎という局所の問題よりも、むしろバベシア症、ヘパトゾーン症、ライム病、Q熱などといった、ダニ媒介性疾患です。人獣共通のものもあり飼い主様も注意が必要です。

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